不動産大手8社は、全国のマンション購入意向者33万人を対象に、「住んでみたい街アンケート」を実施。で、首都圏の2位が吉祥寺、2位が自由が丘とおしゃれな街が上位になったと言う記事がありました。対象がマンション購入意向なので、一概には言えませんが、街のイメージが与える影響は大きいですね。やっぱり都心回帰は確実に起こっていて、郊外のニュータウンといわれる地域では、逆ドーナツ化現象がおこったり、開発したはいいけれど閑古鳥状態といった話も聞きます。結局最後に残るのは確固たるブランドを長年にわたって構築できている街と言うことになるのですね。
ただ、個人の意思と言うのが通りやすくなった今、一概にこれだけではないでしょうね。若い人でも地方でのんびり暮らしたいという人もいれば、老後は都内の便利なところにマンションを買ってという人もいる。特に幼い頃は都内で暮らしていて、マイホームブームで家を郊外へ買った人の都心回帰は強いのではないかなと感じています。あと面白いのがニュータウンは開発された時期により、入植者の世代と共にその町の若さも一緒に推移していて、老人だらけの街や子持ちだらけの街、ベビーブーマーな街などと、はっきり分かれている気はします。そう考えると、同じ街に数世代にわたって家族が暮らすということがなくなってきているということ。今までは地方に親がいて子供は都会への構図から、同じ都会でも親の住む街と子の住む街が違ってきている。そうすると、同じ都会でも地域格差が激しくなり、都内でも北・板橋・荒川・足立と、品川・渋谷・目黒・世田谷で住んでいる年齢層の重心がはっきり見えてきます。
都心→郊外→都心と世代の層が代わってきているということは、また数十年後には郊外の時代がやってくるのか?はたまた、今度は世代と言うものに移民と言う話が出てきて、移民の街が出来たりもするのか。どうなっていくのでしょうかね。
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