2006-09-17
【神楽坂建築塾】9月FW
9月10日(日)は昨日の座学を受けて、実際に吉阪氏の仕事の一つ八王子にある「大学セミナーハウス」を訪れました。本館の逆三角形は入ってみると、一階の広さからは想像ができないくらいに上の階がひろく、また内部の外壁に面したトイレなどは、斜度をそのまま感じることができた。
築40年、その間に技術は相当進歩したのでしょうが、人の5感はその進歩と反比例したのではないか?この建築を通してそんなことを思いました。当時全てのモノは基本的にオーダーメイドだった、そして今の技術では簡単にできるような仕事を、人の手で色々工夫しながら出来ていた事に感銘を受けました。敷地内には他にも時代の生き証人の様な建物が多く残っており、物によっては手入れが届かなく悲しい姿となってしまったものも、多数あったのですが、斉藤裕子さん達の実践している「自分たちの手で少しずつ手直しし、新しい姿を提案していこう」とう事は今後も盛んになっていければと期待しています。
ユニットは大半が解体されたということで残念でもあり、その解体された後に全く周りとの繋がりが考えられていない新館が建てられている姿を見ていると物悲しく感じました。
今回のFWは何よりも個々の建物の時代と遊び心を感じながら体験できる博物館のようなところでした。
http://www.seminarhouse.or.jp/
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment