2010-02-14

昭和30年代の住宅改修を見学して

今月の神楽坂建築塾では成田東S邸の見学へ行きました。
 
この建物は昭和30年代に建てられたもので、まぁちょっと足を伸ばせばそれほど昔にならないくらいの時間距離です。(私の生家も昭和40年代初頭)
ごくごく日本中に残っている古民家ほど戻らない戦後住宅と行ったところでしょうか。

こう行った住宅を住み継いで行くこと、そしてそうする為に改修によりさらに住宅へパワーが与えられていくことを感じ取れるものでした。

また施主さんと建築家、大工が常に考え施主の想いを実現していく過程が話の端はしから伺えました。結果としては当初予算の3倍になってしまったそうですが、やはり造る中で少しでもいいものをと言う施主とそれを叶えるために色々考える建築家。現実的な面からアドバイスを送っている大工の組み合わせが良いものを造ったのだと感じる見学会でした。
 もう少し突っ込んでは「城跡広場」の方でいずれやりますか・

2010-02-13

鞆の浦へ


以前から一度は行ってみたいと思っていた鞆の浦へ先週行ってきた。
今ではすっかりポニョの舞台で有名になったこの街 が並行して架橋問題に揺れに揺れているのは記憶に新しいところ。街を歩いていても賛成派と反対派が二分されているが、街中に見える看板やのぼり旗からも読み取れる。

この街は美しい・・・このまま変わらないで欲しいと足を運んだ大半の人が思うだろう。
でも、ここは日本中の他の地域と同じく高齢化が既にやってきている。街中は老人だらけ。
観光客は若いカップルばかり。外と中の想いはすれ違う。

広島県は福山市はどう動くのか?今後この街がどうなっていくのだろうか?

旅人はただただこの美しい風景に魅了される。